東福寺塔頭一華院
- ji3qjq
- 2023年11月12日
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更新日:2024年3月22日
秋の特別拝観(お茶席) 2023年11月11日(土)~12月3日(日) ※お茶席は11月30日(木)までです
南庭『依稀松庭』
名前の由来は禅語に「依稀たり松の屈曲、彷彿たり石の爛班」とあります。松の曲がった幹や枝ぶりが様々な姿に現れているという意味であります。南は四神相応では朱雀であり、松により伝説の鳥の朱雀に見立てて庭園を作庭しています。 中央の黒松は流枝を大きく伸ばし、庭園中央に大きく羽ばたく朱雀を現し、背後にはサツキを中心とした大苅込は朱雀の背後にそびえる山々を現しており、遠近法により朱雀が近くを飛んでいる姿に見えます。また朱雀を目で追いながら廊下を歩けば優雅に飛ぶ姿を見る事ができます。

北庭『彷彿石庭』作庭 重森千靑
名前の由来は、禅語の「依稀たり松の屈曲、彷彿たり石の爛班」であり南庭の対句から名付けられました。石の模様や形が様々な姿に現れているという意味であります。北は四神相応では玄武であり、手前の島は石組により亀に見立てて庭園を作庭しています。 中央の島は鶴亀の島になり最奥の島は蓬莱島と蓬莱山の石組で、不老不死の薬があるとも、仙人が住むと言われている縁起の良い島である。亀の玄武も感じられる様に黒系の石で州浜を現しています。またフッキソウは玄武の蛇にも見立てる事ができます。 石の数は十五石で構成されており七五三石組で最っとも尊く縁起の良い数字とされています。






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